Q4:ピロリ菌とはなんですか?
A:胃の中には、これまで強い酸があるため、細菌はいないといわれてきました。しかし、1983年に胃に住みついているヘリコバクター・ピロリ菌が発見されました。ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらに胃癌の原因の一つであるとまで、いわれるようになってきました。40歳以上の方の7-8割がこの菌を持っていると言われています。胃潰瘍や十二指腸潰瘍を繰り返している方は、除菌によって明らかな再発予防ができますので、除菌をお勧めします。除菌療法は、2種類の抗生物質と潰瘍のお薬を一週間服用する治療です。約8−9割の方が除菌に成功します。一部の方に、副作用として、吐き気や発疹が見られる事があります。詳しくは、当クリニックのスタッフにお尋ねください。